2014年は電子コンテンツ元年になるかも

今まで、散々、電子○○元年と言われてきて飽きているけど。

今年は、電子書籍や、放送と通信の融合化の元年だったと言われる年になると思う。

 

 電子書籍のプラットフォームが決定

日本は自己変革できない事がはっきりし、AmazonKindleで決定。

 

まず、イノベーションの老舗、Sonyは結局撤退する予定なのがはっきりした。

ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」北米から撤退 日本は継続 - ITmedia ニュース

今まで、グローバルだ、グローバルだと言っている産業界が、日本だけは違いますって言っても全然説得力はないよね。

音楽と映像には情熱を注いでも、活字に熱い思いを込められない会社に育てちゃったのかな、盛田さん。

 

そして、新興勢力の優等生の楽天も、読者軽視だもんね。

細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ:日経ビジネスDigital

アメリカ企業のマイクロソフトが、ローカライズを頑張って日本語のアカウント名をサポートしているのに、テストもしないで、まるで日本語のアカウントを作っている人を情弱扱い。そのうち、縦書きの日本語の書籍を読むのが悪い、うちの会社の公用語の英語で読めって言いそう。 

 

最後は、ジャパゾンw

対アマゾン、電子書籍で連携 書店や楽天など13社、めざせ「ジャパゾン」

 もういいよ、お前ら・・・

 

電子書籍を買ったつもりだったけど本当は違うって言うし、異業種が軽い気持ちで参入しちゃだめなんだね。

エルパカBOOKS、電子書籍配信サービス終了へ――Pontaポイントで返金 - ITmedia eBook USER

DRMでロックのかかったものを、「購入」ボタンでポチっても、買った事にはならないのだよ。

 

潰れる心配もなさそうな、インターネットの本屋さんの王様のAmazonさん、よろしく。

 

ラジオって、ながら聴取に最高だよね

ラジオは、テレビに敗北経験があるから、分かってるね。

全国でradikoが聴ける「radiko.jpプレミアム」を4月1日スタート。月額378円 - AV Watch

やっと合法的に聴けるようになった。

 

日本じゃ定評のある月額300円のビジネスモデル。

ストリーミングのサービスって、通信会社に払う通信費が最大の出費とドワンゴ(ニコ動)の川上さんが言っている。そのニコ動が、月額500円のフリーミアムモデルで運営できている。ラジオは音声のみなので、動画よりも一桁ぐらい通信量が少ないので、一桁有料会員が少なくても余裕だろう。

それに、CMも流して有料放送って、二重取りじゃないの・・・

ま、僕は、聞きたい放送局があるから、多分金払います。

 

世界に先駆け、黒字のサービスになると思う。ガラパゴスって言われそうだけど、ガラパゴス上等!

 

ついにテレビも動き出した

ライブドア楽天と喧嘩してたのも、今は昔。

【西田宗千佳のRandomTracking】日本テレビに聞く「これからのHulu、TV局のネット施策」 - AV Watch

地上波全部で2000円ぐらいで見放題にして欲しいのだけど、まあ頑張って。

 

実は、テレビ業界が、AV家電業界に最後通告をしているんだよね。

ソニーのBDレコーダが「外からどこでも視聴」に対応、iOS/Androidアプリで録画・放送中番組を視聴 - Engadget Japanese

テレビをインターネットでいつでも見られるようにすると誰が困るって、レコーダーを作っている家電メーカーなんだよね。だって、ネットで好きなときに見放題だとHDDレコーダーっていらないもん。

この機能って、

リモート視聴は NexTV-F (一般社団法人 次世代放送推進フォーラム) が3月7日にリリースした技術仕様 NEXTVF TR-0001「デジタル放送受信機におけるリモート視聴要件」に基づき、電波産業会ARIBが3月18日付けで改定したデジタル放送運用規定で可能になった機能。

 と言うことで、テレビ業界から家電メーカーへの手切れ金。

 

もうしばらくすると、Chromeとかインストールしたネット完全対応のテレビとかが出てきて、家電メーカーの逆襲が始まると思う。

「新型テレビ」のCM拒否は独禁法違反?「テレビ業界の論理」は通用するのか

今って、テレビの画面にブラウザの画面を重ねるのってタブーだったんだ。

 

色々、紆余曲折はありそうだけど、大きく動く事は確かだね。

Bitcoinが失敗するって、何故、みんな気付かないのだろう

 Mt. Goxの事件が起きても、Bitcoinは成長を続けるような報道やネットの書き込みが見られるけど、根本的にBitcoinが駄目システムだって指摘が見当たらないので、まとめておく。

取引は安全で安くても、保管は危険で安くはない

Bitcoinのシステムでは、 偽造は難しく取引の手数料は安くすむのは確かだ。

 

でも、コインを個人で安全に保管するの無理だって事がMt.Goxの言い分を素直に受け取るとわかる。リアルの世界でも、現金を個人宅で保管する事がないように、Bitcoinを個人のPCで保管する事はあり得ないのだろう。

 

それで、Mt.Goxのような取引所にみんな預けるのだろうが、今回ものの見事に盗まれてしまったらしい。結局保管には、通常の銀行がやっているようなセキュリティ対策が必要で、それをやりだしたら普通の銀行並みにコストがかかるだろう。

 

銀行は一応、預け入れと引き出しにはコストがかからない。(時間外の手数料が・・・という問題はここでは考えない) それは、銀行は預かったお金を貸し出して利ざやを得るという建前になっているからだ。

ただし、Bitcoinの取引所は金融機関ではないので、貸し出しはできない。となると預け入れに手数料が必要になってしまう。安全なシステムの構築は安くはないので、結局、普通の金融機関と大して変わらない存在になってしまうだろう。

 

預け入れで一番の問題は、「Mt.Goxの人って胡散臭くない?」って問題だ。コインは盗まれたって言っているけど、僕は信用できない。預かったコインを、経営者が先物取引のようなハイリスク投資やギャンブルにつぎ込んでいる気がしてならない。信用できる取引所の開設は、そうとうコストがかかるだろう。

供給量に上限があるのは正しいの?

Bitcoinでは、コインの供給量はシステムが決めて、政府や中央銀行のようなところが人為的に決めるのではないところがメリットとして言われている。

 

 確かに、直ぐにバブルを発生させる中央銀行もどうかと思う。しかし、Bitcoinはコインの供給量はいずれ頭打ちになる事がプログラムで決まっている。コインの供給量に上限を設けているのは、金が通貨だった時代の事を念頭においているようである。

 

しかし、金本位制をやめたのは、通貨が本当に必要な時に金が採掘できないって理由だけで通貨の供給が滞って、経済の発展の妨げなるっていう事が理由の一つだって事を忘れていないだろうか。

 

それに、コインの供給が上限に達して、世界の経済がBitcoinだけが通貨になった世界を想像してみるといい。経済が発展してものやサービスは増えても、コインは増えないとなると、コインの価値が上がって、ものやサービスの値段は逆に下がってしまうのではないだろうか。そう考えると、みんなが一番嫌う、デフレ指向のシステムと言えるのでゃないだろうか。

 

「Satoshi Namoto」が一番金持ちってそれでいいの?

 

上で理屈っぽい事を書いたけど、これが一番納得がいかない。

Satoshi Nakamotoは100万ビットコインを持っているらしい。この金額はBitcoinの世界では最大らしい。これはBitcoinの匿名性により証拠はない。でも、可能性としてはあり得る。

Bitcoinのシステムは、中央銀行のような人為的な手が入らないのがメリットと言われているが、結局、システムの創始者が一番の金持ちになるように人為的な手が入っている。

中央銀行は、運営内容の善し悪しは別として、仮にも民主的な手続きを経て運営されている。それに比べてBitcoinは民主的ではない。民主主義の現代社会でこれは受け入れらないのではないだろうか。というか、僕は受け入れたくない。